メルカリで中古品を本格的に販売したいけれど、「通常のメルカリアカウントでせどりをするのは規約違反?」「メルカリShopsって何が違うの?」と疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
実は、メルカリには個人の不用品売買向けの「通常のメルカリ」と、事業者向けの「メルカリShops」という2つのサービスがあります。
「この記事では、メルカリShopsの基本情報と通常のメルカリとの違いについて解説します。
メルカリShopsとは?
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内にネットショップを開設できる、事業者向けのサービスです。
基本情報:
- 月額利用料: 無料
- 初期費用: 無料
- 販売手数料: 10%(通常のメルカリと同じ)
- 入金サイクル: 月1回(月末締め・翌月10日払い)
- 対象者: 個人事業主・法人
通常のメルカリは「個人間の不用品売買」が前提ですが、メルカリShopsは「事業としての継続的な販売」を前提としています。
参考: メルカリShops公式サイト
通常のメルカリとの5つの違い

メルカリShopsと通常のメルカリの違いを、実務的な観点から比較します。
比較表
| 項目 | 通常のメルカリ | メルカリShops |
|---|---|---|
| 利用目的 | 個人の不用品売買 | 事業としての販売 |
| 古物商許可 | 不用品販売なら不要 | 中古品販売なら必須 |
| 複数人での運営 | 不可(1アカウント1人) | 可能(複数人で管理) |
| 独自ドメイン | なし | 取得可能 |
| 在庫管理機能 | なし | あり(在庫数表示、自動更新) |
| 規約違反リスク | せどりは規約違反の可能性 | 事業前提なので安心 |
違い1:利用目的が明確に異なる
通常のメルカリ: 個人の不用品処分が前提。営利目的の継続的な販売は規約違反の可能性があります。
メルカリShops: 事業としての販売が前提。継続的な販売が認められています。
実務での重要ポイント:
通常のメルカリアカウントで継続的にせどりを行うと、メルカリ事務局から警告やアカウント停止の措置を受けるリスクがあります。
違い2:古物商許可の扱い
通常のメルカリ: 不用品販売なら許可不要。せどりには許可必要(ただし許可証の提出は求められない)
メルカリShops: 中古品を扱う場合、古物商許可証の提出が必須
古物商許可について詳しくは、「メルカリせどりに古物商許可は必要?不用品販売との線引き」をご覧ください。
違い3:複数人での運営
通常のメルカリ: 1アカウント1人まで。家族でも複数人での共有は規約違反。
メルカリShops: 複数人でショップを管理できる。権限設定が可能(オーナー、管理者、スタッフ)。
買取店でも、複数のスタッフで在庫管理や出荷対応を分担しています。メルカリShopsなら、同じように業務を分担できます。
違い4:独自ドメインと在庫管理
通常のメルカリ: 独自ドメインなし。在庫管理機能なし。
メルカリShops: 独自ドメインを取得できる(例:yourshop.mercari-shops.com)。在庫数を設定でき、在庫がゼロになると自動的に「売り切れ」表示。
メルカリShopsのメリット・デメリット
メリット
- 規約違反のリスクがない – 事業としての販売が認められている
- 信用度が上がる – 独自ドメイン、古物商許可証の掲示
- 在庫管理が楽になる – 在庫数の自動管理
- 複数人で運営できる – 業務分担が可能
- メルカリの集客力を利用できる – 月間利用者数2,000万人以上
デメリット
- 古物商許可の取得が必須(中古品の場合) – 取得費用:約2万円、取得期間:約40日
- 入金サイクルが月1回 – 通常のメルカリは最短翌日入金
- 事業としてのコストがかかる – 在庫費用、梱包資材費、確定申告費用など
ただし、許可を取得すると古物市場に参加できるようになり、仕入れコストが大幅に下がるため、長期的にはメリットの方が大きいです。
メルカリShops開設の判断基準
メルカリShopsを開設すべきか? 次のフローチャートで判断してください。
判断フロー
START
↓
中古品を販売する?
- YES → 古物商許可が必要 → メルカリShopsを開設すべき
- NO → 新品のみを販売する
↓
継続的に販売する?(月10件以上・数ヶ月継続)
- YES → メルカリShopsを開設すべき
- NO → 通常のメルカリで不用品販売
↓
複数人で運営したい?
- YES → メルカリShopsを開設すべき
- NO → 通常のメルカリでも可
↓
在庫管理機能が必要?
- YES → メルカリShopsを開設すべき
- NO → 通常のメルカリでも可
⚠️ 注意: 通常のメルカリでせどりを行うと、規約違反としてアカウント停止になるリスクがあります。事業として継続的に販売する場合は、メルカリShopsの開設を強くおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- QメルカリShopsは個人でも開設できますか?
- A
はい、個人事業主でも開設できます。ただし、事業としての販売が前提のため、中古品を扱う場合は古物商許可が必要です。不用品をたまに売る程度であれば、通常のメルカリで十分です。
- Q通常のメルカリアカウントとメルカリShopsを同時に使えますか?
- A
はい、同時に使えます。ただし、次の点に注意してください:
- 通常のメルカリ:個人の不用品販売のみ
- メルカリShops:事業としての販売
通常のメルカリアカウントでせどりを行うと規約違反になる可能性があるため、事業としての販売はメルカリShopsで行ってください。
- QメルカリShopsで新品と中古品を両方扱えますか?
- A
はい、両方扱えます。ただし、中古品を1点でも扱う場合は、古物商許可が必要です。許可を取得していれば、新品と中古品の両方を自由に販売できます。
まとめ
メルカリShopsについて、重要なポイントをまとめます:
- メルカリShopsは事業者向けのサービス – 継続的な販売が認められている
- 通常のメルカリでせどりを行うと規約違反のリスク – アカウント停止の可能性
- 中古品を扱う場合は古物商許可が必須 – 許可証の提出が必要
- メリット – 規約違反リスクなし、信用度UP、在庫管理が楽、複数人運営可能
- デメリット – 古物商許可の取得が必須、入金サイクルが月1回
メルカリで中古品を本格的に販売するなら、メルカリShopsを開設し、古物商許可を取得することをおすすめします。
メルカリShopsの開設手順は次の記事で
メルカリShopsの具体的な開設手順、古物商許可の取得方法、よくある失敗と対策については、次の記事で詳しく解説しています:
➡️ 「メルカリShopsの開設手順|古物商許可から設定まで6ステップで解説」
参考情報
この記事は、以下の公式情報を参考に作成しました:
なお、メルカリShopsの仕様は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
お困りの際は当事務所へ
古物商許可の取得は、必要書類の準備から警察署への申請まで、手続きが複雑です。また、「メルカリShopsで必要な書類は何か」「自分のケースで許可が必要か」など、判断に迷う場面も多いです。
当事務所では、古物買取の現場で10年以上の経験を持つ行政書士が、書類作成から許可取得までサポートいたします。
メルカリShops専用のサポートも行っています:
- URLの使用権限資料の準備
- 警察署への事前確認代行
- 申請書類の作成・提出代行
全国対応のライトプラン(22,000円・書類作成のみ)もご用意しています。
「メルカリShopsを開設したい」「古物商許可の取得を急ぎたい」といった場合は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ方法:
- お問い合わせフォーム
- 電話:03-6821-4578(年中無休 9:00〜19:00)
行政書士手島宏典事務所
古物商許可申請の専門サポート
執筆者プロフィール
手島宏典 行政書士・現役質屋店長
業界歴10年以上。大手買取店FC3年経営。
行政書士手島宏典事務所
東京都葛飾区亀有3丁目27-30 Tビル1階
TEL:03-6821-4578(年中無休 9:00〜19:00)



