メルカリShopsを開設したいけれど、「どんな手順で開設するの?」「古物商許可は必要?」「どんな書類を準備すればいい?」と疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、メルカリShopsの具体的な開設手順を、6ステップで詳しく解説します。
メルカリShopsの基本情報や通常のメルカリとの違いについては、「メルカリShopsとは?通常のメルカリとの違いを完全比較」をご覧ください。
開設前に確認:古物商許可は必要?
メルカリShopsで中古品を販売する場合、古物商許可が必須です。
なぜ古物商許可が必要なのか?
古物営業法では、営利目的で中古品を仕入れて販売する場合、古物商許可が必要と定められています。
メルカリShopsは「事業としての販売」が前提のため、中古品を扱う場合は必ず許可が必要になります。
新品のみを扱う場合は?
新品のみを販売する場合は、古物商許可は不要です。
例:
- ✅ 卸売業者から新品を仕入れて販売 → 許可不要
- ⚠️ 小売店で買った新品を転売 → グレーゾーン(警察署の見解では許可必要の可能性)
- ❌ リサイクルショップで仕入れた新古品を販売 → 許可必要
注意点:
「新品未開封」であっても、一度消費者の手に渡った商品(新古品)は「古物」扱いになります。
質屋の現場でも、「新品同様」「未使用品」として持ち込まれる商品は、古物営業法上は「古物」として扱います。
私は現在も質屋の店長として勤務しており(業界歴10年以上)、日々、ブランド品・貴金属・時計の買取・販売を行っています。
だからこそ、書類上の知識だけでなく、現場で使える実践的な情報をお伝えできます。
メルカリShopsの開設手順(6ステップ)
メルカリShopsの開設は、次の6ステップで完了します。
メルカリShops開設の流れ
作成
申込
提出
設定
💡 ポイント: 中古品を販売する場合は、Step 5の前に古物商許可を取得してください(約40日必要)
ステップ1:メルカリアカウントを作成
メルカリShopsを開設するには、まず通常のメルカリアカウントが必要です。
すでにメルカリアカウントを持っている場合は、そのアカウントを使用できます。
ステップ2:メルカリShopsに申し込む
- メルカリShopsの公式サイトにアクセス
- 「ショップを開設する」をクリック
- メルカリアカウントでログイン
- 事業者情報を入力
- 事業者名(個人事業主名または法人名)
- 運営責任者名
- 所在地
- 電話番号
- メールアドレス
ステップ3:本人確認書類を提出
次の書類を提出します:
個人事業主の場合:
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
法人の場合:
- 登記事項証明書
- 代表者の本人確認書類
ステップ4:振込先口座を登録
売上金の振込先口座を登録します。
- 個人事業主:個人名義の口座
- 法人:法人名義の口座
ステップ5:古物商許可証を提出(中古品を扱う場合)

中古品を販売する場合、古物商許可証の提出が必須です。
- 管理画面の「ショップ設定」→「古物商許可証」
- 許可証の画像をアップロード(表面・裏面)
- 許可番号、許可年月日、公安委員会名を入力
- 審査完了を待つ(通常1〜2営業日)
重要:古物商許可を取得していない場合は、まず許可を取得してください。
【重要】許可番号の表示義務
古物商許可を取得したら、必ずショップのプロフィール欄や特定商取引法記載欄に**「公安委員会名」と「12桁の許可番号」**を記載してください。
これは法律(古物営業法第12条)で義務付けられています。
表示例:
東京都公安委員会 第301234567890号
表示場所:
- メルカリShopsのショップ説明欄
- 特定商取引法に基づく表記のページ
- ショッププロフィール
違反した場合: 10万円以下の罰金(古物営業法第32条)
質屋の現場でも、許可番号を掲示していないと警察署の立入検査で指摘されます。メルカリShopsでも同様に、お客様から見える場所に必ず記載してください。
ステップ6:ショップ情報を設定
以下の情報を設定します:
- ショップ名
- ショップURL(独自ドメイン)
- ショップ説明
- プロフィール画像
- カバー画像
- 特定商取引法に基づく表記
- 返品・交換ポリシー
特定商取引法に基づく表記 は必須です。以下の項目を記載してください:
- 事業者名
- 運営責任者名
- 所在地
- 電話番号
- メールアドレス
- 販売価格
- 送料
- 支払方法
- 商品の引渡時期
- 返品・交換について
古物商許可の取得方法(簡易版)

メルカリShopsで中古品を販売する場合、古物商許可の取得が必須です。
取得の流れ
| ステップ | 作業内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 1. 営業所の確保 | 自宅または事務所を準備 | 1〜3日 |
| 2. 管轄警察署に事前相談 | 必要書類を確認 | 1日 |
| 3. 必要書類の準備 | 市区町村役場・法務局で取得 | 1〜2週間 |
| 4. 申請書の作成 | 警察署の書式に記入 | 1〜2日 |
| 5. 警察署へ提出 | 申請手数料19,000円を納付 | 1日 |
| 6. 許可証の交付 | 審査期間後、警察署で受取 | 40〜60日 |
必要書類(個人の場合)
- 古物商許可申請書
- 誓約書
- 略歴書
- 住民票の写し(本籍地記載・3ヶ月以内)
- 身分証明書(本籍地の市区町村・3ヶ月以内)
- 登記されていないことの証明書(3ヶ月以内)
- 賃貸借契約書のコピー(賃貸の場合)
- URLの使用権限を疎明する資料
管理者について:
営業所には「管理者」という責任者を1名置く必要があります。個人事業主の場合、事業主本人が管理者を兼任できます。この場合、書類は1部でOKです。
※事業主以外の方を管理者にする場合は、その方の書類(住民票、身分証明書、登記されていないことの証明書、略歴書、誓約書)も別途必要になります。
URLの使用権限を疎明する資料とは?
メルカリShopsで販売する場合、次の書類が必要です:
メルカリShopsの場合:
- メルカリShopsの申込完了メールのスクリーンショット
- メルカリShopsの管理画面のスクリーンショット(ショップURLが表示されているもの)
注意点:
メルカリShopsは開設後にURLが発行されるため、古物商許可を申請する際には「開設予定」として申請します。
警察署によっては、「メルカリShopsの利用規約」や「メルカリShopsの申込完了メール」の提出を求められることがあります。
事前に管轄の警察署に確認してください。
取得費用
- 申請手数料:19,000円(全国一律)
- 書類取得費用:約3,000円(住民票、身分証明書など)
- 合計:約22,000円
詳しい申請方法
古物商許可の詳しい申請方法や必要書類については、次の記事で詳しく解説しています:
よくある失敗と対策
メルカリShopsの開設や運営でよくある失敗と、その対策をまとめます。
失敗1:古物商許可を取得せずに開設した
失敗事例:
メルカリShopsを開設してから、「中古品を販売するには古物商許可が必要」と知った。
対策:
中古品を扱う場合は、必ず事前に古物商許可を取得してください。
許可なしで販売すると、無許可営業として3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
失敗2:許可番号の表示を忘れた
失敗事例:
古物商許可を取得し、メルカリShopsに許可証を提出したが、ショップページに許可番号を記載していなかった。
対策:
古物商許可を取得したら、ショップページに「公安委員会名」と「許可番号」を必ず記載してください。
違反すると10万円以下の罰金(古物営業法第32条)です。
よくある質問(FAQ)
- Q古物商許可を取得する前にメルカリShopsを開設できますか?
- A
新品のみを販売する場合は、古物商許可なしでもメルカリShopsを開設できます。ただし、中古品を販売する場合は、開設後に古物商許可証を提出しないと中古品を出品できません。先に許可を取得してから開設する方がスムーズです。
- QメルカリShopsの審査に落ちることはありますか?
- A
はい、以下のようなケースでは審査に落ちる可能性があります:
- 本人確認書類が不鮮明
- 事業者情報に虚偽がある
- 過去にメルカリで規約違反がある
- 古物商許可証の画像が不鮮明(中古品を扱う場合)
審査に落ちないためには、正確な情報を入力し、鮮明な画像を提出することが重要です。
- QURLの使用権限資料の準備方法がわかりません
- A
メルカリShopsの場合、申込完了メールや管理画面のスクリーンショットを使用します。事前に管轄の警察署に電話で確認してください。必要な資料は警察署によって異なる場合があります。当事務所でもサポートしていますので、お困りの際はご相談ください。
まとめ
メルカリShopsの開設手順をまとめます:
- 開設前に古物商許可の要否を確認 – 中古品を扱う場合は許可必須
- 6ステップで開設
① メルカリアカウント作成
② メルカリShopsに申込
③ 本人確認書類提出
④ 振込先口座登録
⑤ 古物商許可証提出(中古品の場合)
⑥ ショップ情報設定 - 許可番号の表示義務を忘れずに – ショップページに記載必須(違反すると10万円以下の罰金)
- 古物商許可の取得 – 費用約2万円、期間約40日
メルカリで中古品を本格的に販売するなら、メルカリShopsを開設し、古物商許可を取得することをおすすめします。
参考情報
この記事は、以下の公式情報を参考に作成しました:
なお、メルカリShopsの仕様や古物営業法の運用は変更される場合があります。最新情報は公式サイトおよび管轄の警察署でご確認ください。
お困りの際は当事務所へ
古物商許可の取得は、必要書類の準備から警察署への申請まで、手続きが複雑です。また、「メルカリShopsで必要な書類は何か」「URLの使用権限をどう証明するか」など、判断に迷う場面も多いです。
当事務所では、古物買取の現場で10年以上の経験を持つ行政書士が、書類作成から許可取得までサポートいたします。
メルカリShops専用のサポートも行っています:
- URLの使用権限資料の準備
- 警察署への事前確認代行
- 申請書類の作成・提出代行
全国対応のライトプラン(22,000円・書類作成のみ)もご用意しています。
「メルカリShopsを開設したい」「古物商許可の取得を急ぎたい」「URLの使用権限の証明方法がわからない」といった場合は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ方法:
- お問い合わせフォーム
- 電話:03-6821-4578(年中無休 9:00〜19:00)
行政書士手島宏典事務所
古物商許可申請の専門サポート
執筆者プロフィール
手島宏典 行政書士・現役質屋店長
業界歴10年以上。大手買取店FC3年経営。
行政書士手島宏典事務所
東京都葛飾区亀有3丁目27-30 Tビル1階
TEL:03-6821-4578(年中無休 9:00〜19:00)



