特車申請・経路作成④|算定結果の見方と通行不可・個別審査への対応

特車申請オンラインシステムの算定結果画面で🚫通行不可マークを確認している様子

経路探索が終わったら、実際の申請車両をもとに算定情報を表示します。

算定結果には、通行できない箇所のほか、個別審査が必要な箇所や、通行条件が付く箇所などが表示されます。

経路探索で表示されたルート線の色と、算定結果に表示されるマークは意味が異なります。線の色だけで通行できるかどうかを判断せず、算定情報を見ながら経路を整えていきます。

経路探索の4つの候補については、特車申請・経路作成③|4つの探索経路の違いと経由地の設定をご覧ください。

目次

算定結果で見る主な表示

算定情報を表示すると、経路上に通行不可、個別審査、C・D条件などの情報が表示されます。

それぞれ意味が異なるため、同じように扱わないことが大切です。

通行不可

通行不可と算定された箇所は、その車両・経路の組み合わせでは通行できない区間です。

そのままの経路で進めるのではなく、別の道路へ迂回するなど、経路の見直しが必要になります。

通行不可が表示された場合は、まずその場所を特定し、前後の道路を含めて別経路が取れないか検討します。

個別審査

個別審査と表示された箇所は、システムによる算定だけでは通行可否を判断できず、道路管理者による審査が必要な箇所です。

個別審査が表示されたからといって、その時点で通行可能と決まっているわけではありません。申請後に道路管理者が車両諸元や道路条件などを審査し、許可の可否や通行条件が決まります。

個別審査を含む経路で申請することもできますが、運行予定に余裕がない場合などは、個別審査を避けられる別経路を検討する方法もあります。

詳しくは、特殊車両通行許可の個別審査をご覧ください。

C条件・D条件

算定結果には、C条件やD条件が表示されることがあります。

これらは通行不可を意味するものではなく、車両の重量や寸法、道路の状況に応じて付される通行条件です。

条件の内容は、重量に関するものか寸法に関するものかによっても異なります。誘導車、徐行、連行禁止、通行時間帯などが関係する場合もあるため、実際に許可された際は許可証や条件書の内容に従って通行します。

A~D条件の詳しい内容については、特殊車両通行許可のA~D条件で解説しています。

ルート線の色と算定結果は別に見る

経路探索では、探索条件ごとに異なる色の候補ルートが表示されます。

たとえば、大型車誘導区間を優先した経路や、個別審査をできるだけ避ける経路などが色分けされます。

この線の色は、経路探索の条件を示すものです。

一方、通行不可や個別審査、C・D条件は、実際の申請車両をもとにした算定情報として表示されます。

そのため、候補ルートを選んだ後は、算定情報まで見て経路を判断します。

通行不可が表示された場合の対応

通行不可が表示された場合は、別の経路を検討します。

最初から細かく手動修正する必要はありません。まずは探索条件を変えたり、経由地を設定したりして、システムで別の経路を探す方法があります。

探索条件を変えて経路を探す

有料道路を利用する経路と一般道路を利用する経路では、算定結果が変わることがあります。

通行不可になった箇所を避けられる別ルートがある場合は、探索条件を変更することで経路が切り替わることがあります。

ただし、単に通行不可マークが消えることだけを目的にせず、実際にその車両が運行できる道路かどうかも考えます。

経由地を設定する

希望する迂回路がある場合は、通行したい道路上の交差点を経由地として設定して再探索します。

たとえば、通行不可となった橋梁や交差点を避け、別の国道や幹線道路へ誘導したい場合に使えます。

経由地の設定方法については、特車申請・経路作成③で解説しています。

必要に応じて経路を手動で修正する

自動探索や経由地の設定だけでは希望する経路にならない場合は、経路を手動で修正します。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. 修正を始める交差点を指定する
  2. 通行不可区間を避ける道路を順に選ぶ
  3. 元の経路へ接続する
  4. 修正後の経路で算定情報を再表示する

画面上の細かなボタン名や表示色はシステム改修で変わることがあるため、経路が正しくつながっているかを見ながら操作します。

経路を修正したら再度算定する

経路を変更した後は、算定情報をもう一度表示します。

迂回した結果、最初の通行不可がなくなっていても、別の橋梁や交差点で新たに個別審査や通行条件が表示される場合があります。

そのため、経路修正後は、

  • 通行不可が残っていないか
  • 個別審査となる箇所があるか
  • C・D条件などが付いているか

を見て、実際の運行計画に合う経路か判断します。

個別審査や通行条件がある場合は経路変更も検討する

通行不可でなければ、必ず経路を変更しなければならないわけではありません。

一方で、個別審査が多い経路や、運行上対応しにくい通行条件が付く経路であれば、別経路を選んだ方が実務上扱いやすいこともあります。

たとえば、誘導車の手配が難しい場合や、予定している時間帯に通行できない場合などは、経由地を変更して別の経路を算定してみる方法があります。

距離だけでなく、審査や通行条件も含めて経路を決めます。

よくある質問

赤いルートが表示されたら通行不可ですか?

赤いルート線だけで通行不可と判断するものではありません。経路探索で表示される線の色は探索条件を示しています。通行不可や個別審査などは、算定情報に表示されるマークを見ます。

通行不可が表示された場合はどうすればよいですか?

探索条件を変更したり、経由地を追加したりして別経路を検討します。自動探索で希望する経路にならない場合は、必要に応じて手動で経路を修正します。

個別審査と表示されても申請できますか?

申請はできます。ただし、その箇所について道路管理者による個別審査が行われ、審査後に許可の可否や通行条件が決まります。

C条件やD条件が表示されたら経路を変える必要がありますか?

必ず変更する必要があるわけではありません。条件に対応できる場合は、その経路で申請することもできます。運行計画に合わない条件が付く場合は、別経路を検討します。

経路を修正した後は何をすればよいですか?

修正後の経路で算定情報を再度表示します。通行不可、個別審査、C・D条件などがどのように変わったかを見てから経路を確定します。

まとめ

算定結果では、通行不可、個別審査、C・D条件などを分けて見ます。

通行不可がある場合は経路を見直し、個別審査や通行条件がある場合は、実際の運行計画に対応できるかを考えて経路を決めます。

経路を変更した後は、再度算定情報を表示してから経路を確定します。

次は、未収録道路を含む経路の入力方法を特車申請・経路作成⑤で解説します。

経路作成や特殊車両通行許可申請でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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