特車申請 経路作成④|算定結果の読み方と🚫マーク対処法・手動経路修正の手順

特車申請オンラインシステムの算定結果画面で🚫通行不可マークを確認している様子

前計算ボタンを押すと、地図上に線の色とマークが表示されます。赤い線と通行不可マーク(🚫赤丸に斜線)は別物で、混同すると対処の方向を誤ります。赤い線はルートの探索条件を示すだけで、申請の可否には関係しません。

通行可否に関わるのはマークの有無だけです。マークには通行不可・個別審査・C条件・D条件の4種類があり、そのうち経路の修正が必要なのは通行不可のみです。このマークが1つでも残っていると許可は下りません。4種類の見分け方と、通行不可が出たときの3段階の対処手順を解説します。

目次

マークの種類と意味

線の色とマークは別物です。混同すると対処の方向を誤ります。

前の記事(経路作成③)で経路の自動探索が完了したあと、算定結果に表示される赤・ピンク・緑の線はルートの探索条件を表しています。たとえば大型車誘導区間優先ルートが選ばれた場合、地図上の線は赤く表示されますが、通行不可を意味しません。通行可否はマークで確認します。

マークは3種類あります。

🚫 通行不可(赤丸に斜線)

その車両では通行できない区間です。1つでも含まれていると許可が下りません。最優先で対処します。

個別審査(台形の中に「コ」)

通行は可能ですが、道路管理者との個別審査が必要な区間です。許可まで数週間〜数ヶ月かかります。急ぎでなければそのまま申請できます。

C条件・D条件

通行条件A〜Dのうち、C条件は逆三角形の中に「C」、D条件は正三角形の中に「D」で表示されます。C条件は徐行・誘導車の配置、D条件は夜間通行などの条件が付きますが、通行不可ではありません。条件を守れるなら修正は不要です。

マーク形状意味対応
🚫 通行不可赤丸に斜線その車両では通行不可。許可が下りない。必ず迂回路に修正
個別審査台形の中に「コ」通行可。道路管理者との個別協議が必要。数週間〜数ヶ月かかる。急ぎでなければそのまま申請可
C条件逆三角形の中に「C」通行可。徐行・誘導車配置などの条件付き。条件を守れれば修正不要
D条件正三角形の中に「D」通行可。夜間通行などの条件付き。条件を守れれば修正不要

🚫マークへの対処は3段階

通行不可マークが出ても、すぐ手動修正に進む必要はありません。①探索条件の切替→②自動経路修正→③手動修正の順で試します。

▶ 🚫マークが出たときの対処フロー
1
探索条件を切り替えて再計算
「有料道路優先」⇔「一般道路優先」を切り替えます。別ルートが提示され、🚫マークが自動的に消えることがあります。
消えない場合
2
自動経路修正を試す
🚫マーク手前の収録交差点(黒丸)を右クリック →「自動経路修正開始」。システムが迂回路を自動検索します。
消えない場合
3
手動経路修正(ハサミマーク)で迂回路を描く
収録交差点を右クリック →「手動経路修正開始」→ 青・オレンジの道を1区間ずつ左クリックしてつなぎます。水色に変わればOKです。修正後は🚫マーク消滅を確認してから「申請経路確定」を押します。

① 探索条件の切替

「有料道路優先」⇔「一般道路優先」を切り替えて再計算します。別ルートが提示され、通行不可区間を自動的に回避できることがあります。高速道路の入口やジャンクション付近でマークが出た場合は、「一般道路優先」に切り替えると国道経由のルートが見つかることが多いです。

② 自動経路修正

探索条件の切替で解決しない場合は「自動経路修正」を使います。マークが始まる手前の収録交差点(黒丸)を右クリックし、「自動経路修正開始」を選択します。システムが通行不可区間を避けた迂回路を自動で探し直します。

高速道路のICなど、構造上自動修正が効かない箇所では迂回路が見つからないこともあります。そのときに初めて③の手動修正へ進みます。

③ 手動修正(ハサミマーク)

①②で解決しない場合のみ使います。次のセクションで手順を説明します。

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手動経路修正の手順

手順① 修正開始地点を決める

地図を拡大し、通行不可区間の一つ手前にある収録交差点(黒丸)を右クリックします。「手動経路修正開始」を選択します。

手順② 迂回路を描く

ハサミマークが表示されたら修正モードです。通行不可区間を避けて迂回したい方向にある青またはオレンジの収録道路上の交差点を、1区間ずつ左クリックしてつないでいきます。クリックした道が水色(シアン)に変われば、正しくルートが引けている状態です。

手順③ 元のルートに戻す

迂回が終わり、元のルート上の交差点または目的地手前の交差点に到達したら右クリックします。「選択交差点まで経路を戻す」または「選択交差点を目的地に設定」を選ぶと修正完了です。

手順④ 確認してから確定

修正後、「算定情報を表示する」にチェックを入れ、通行不可マークが消えていることを確認します。確認できたら「申請経路確定」ボタンを押します。マークが残ったまま確定すると、通行不可区間が含まれたままの申請データが固定されます。

まとめ

算定結果の画面で最初に見るのは、線の色ではなくマークの有無です。赤い線はルートの分類を示すだけで、申請の可否には関係しません。

🚫マークへの対処は①探索条件の切替→②自動経路修正→③手動修正の順で進めます。①②で解決できることが多く、順番を飛ばして手動作業に入ると工数が増えます。

ここまでで収録道路の範囲内での経路作成は完了です。次の経路作成⑤では、工場や建設現場など収録道路外にある目的地への未収録道路の入力手順を扱います。

特車申請の制度・手続き・車種別対応の全体像は特殊車両通行許可申請ガイドにまとめています。

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よくある質問

経路計算で赤い線が出ました。通行不可ですか?

通行不可ではありません。赤い線は大型車誘導区間優先のルート候補を示すもので、ルートの探索条件を表しています。通行可否は、ルート上に表示される🚫マーク(赤丸に斜線)で確認します。線の色とマークは別物です。

🚫マークが出たとき、最初にすることは何ですか?

探索条件を「有料道路優先」⇔「一般道路優先」で切り替えて再計算します。別ルートが提示されて通行不可区間を回避できることがあります。切替で解決しない場合は自動経路修正、次に手動修正の順で進みます。

個別審査マークが出ていても申請できますか?

申請できます。ただし道路管理者との個別協議が必要なため、通常より許可まで数週間〜数ヶ月かかります。納期に余裕がない場合は迂回路の検討も選択肢になります。

C・D条件マークが出た区間は修正が必要ですか?

修正は不要です。条件付きで通行できる判定で、通行不可とは意味が異なります。C条件なら誘導車の配置と徐行、D条件なら夜間通行などの条件を守れば、そのまま申請できます。

自動経路修正と手動経路修正はどう使い分けますか?

まず自動経路修正を試します。🚫マーク手前の収録交差点を右クリックして「自動経路修正開始」を選ぶと、システムが迂回路を探し直します。ICの構造などで自動修正が効かない場合にのみ、手動修正(ハサミマーク)で経路を描きます。

手動修正後、すぐに「申請経路確定」を押してよいですか?

「算定情報を表示する」にチェックを入れ、🚫マークが消えていることを確認してから押します。確認前に確定すると、通行不可区間が残ったままデータが固定されます。

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